新亜光学工業と生産業の未来
新亜光学工業ってこんな企業
本社は東京都豊島区にあり、今から20年ほど前に創業しました。創業から光学製品の開発・販売を行っている企業で、他社委託を行っていません。ODMは全て自社製品開発に携わる形式を指し、生産業では珍しい形式です。
ODMのメリットはとにかく製品にこだわる事が出来るので、納得の行く製品開発が叶う点です。ユーザーのニーズをダイレクトに反映させられるのも大きな強みです。反対にこだわりが強い企業がODMを導入すると、納得のいかない製品はリリースを延期にするので提供まで時間がかかるのが弱みです。
新亜光学工業についてはこだわりが強く、良くも悪くも職人気質な企業です。提供している製品についても光学製品はもちろんの事、環境に優しい太陽電池や日本のネット環境を安定させている海底ケーブルなど数多くの事業展開をしています。創業から20年とさほど経過していないにも関わらず、手広く事業展開を行っているのが新亜光学工業の特徴といえるでしょう。その為、広い視野を持った人材が重宝されています。
国内の生産業が抱える問題
国内はお世辞にも好景気とはいえず、多くの事業が四苦八苦しながら事業展開しています。生産業に関してはIoTが一般化してからネットとの接続が必須となり、新たな成長を見せました。しかし良い事ばかりではなくモノづくりの現場では様々な問題点が叫ばれています。自然災害や人災・病気の蔓延によってこれまで当たり前に流通していたものの配給がストップし、製造業は大きなダメージを受けています。配給がストップした為自社で生成する試みを見せているところもありますが、事業拡大する場合人材が必要です。
近年の製造業は若い世代を中心に人員が入ってきてはいますが、昔の技術を継承する、またはIT技術導入の遅れによる問題点が残っています。世界的に情勢が不安定な中、これまでのビジネスモデルが通用しなくなっています。
よって生産業では新たなビジネスモデルを作り上げ、変革を起こすのがカギとなっています。新亜光学工業が次々と新しい事業展開をしているのも、これらが関係しているのかも知れません。